南町田まちづくり通信

グランベリーモール閉館イベント

2017年2月12日、グランベリーモールは17年の歴史に幕を下ろし、閉館しました。最終日となったこの日、モールには朝から大勢の人が詰めかけ、地域のシンボルとして、また、地域の憩いの場として親しまれてきたモールの閉館を惜しみました。通路は埋めつくさんばかりの人で溢れかえり、ペットショップの前には、お店の常連さんと思われる愛犬家が大勢集まり、別れを惜しんでいました。また、どこの店も買い物を楽しむ人でいっぱいで、なかには行列ができている店や、入場規制を行っている店もありました。

たくさんの人の思いが集った「イルミネーション消灯式」

17時15分からは、これまでも数々のイベントを開催してきたサウスコートにて「イルミネーション消灯式」が行われました。ステージが設置され、全館閉館となる18時までのカウントダウンが電光掲示板に大きく表示されています。それを見ながら「あと1時間切ったね…」「本当に終わるんだね…」としみじみ話している女性グループがいたり、「おれ、なんか寂しいんだけど!」と友だちと話す高校生ぐらいの男の子がいたりと、それぞれがさまざまな思いを抱え、閉館の瞬間に立ち会っていることが伝わってきました。
まずはアルケミストのライブです。2003年からグランベリーモールでたびたびライブを行ってきたというアルケミスト。14年間の思いをぶつけるように、愛情溢れる暖かなライブを繰り広げてくれました。そしてラストは、地元・鶴間小学校6年生とコラボレーションし、アルケミストの代表曲「あの空」の合唱です。夕暮れに響く子どもたちの歌声に、思わず涙ぐむ方もいたほど。いよいよ閉館が近づいてきたのが感じられました。
その後、東急モールズデベロップメント安田事業部長より、17年のご愛顧への感謝の挨拶があり、3年後には新しいモールがオープンする旨も伝えられました。

いよいよカウントダウン!

閉館5分前の17時55分。その10秒前から来場者みんなでカウントダウンが始まり、街路樹のイルミネーションがすべて消灯しました。本来であれば、消灯式はそこで終わりのはずでしたが、それからも、なかなか場を離れようとしない人ばかり。そして、完全閉館となる18時前には、どこからともなく再びカウントダウンが始まり、ゼロになった電光掲示板を食い入るように見つめたり、スマホで写真撮影をしたりする姿が見られました。
多くの人に愛され、たくさんの思い出を育んできたということがひしひしと伝わってきた消灯式。南町田グランベリーモールは約3年後の2019年、新しいモールとしてオープンする予定です。再びこの地に光が灯り、また時を刻み始めることが、今から楽しみに感じられた1日でした。

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