南町田まちづくり通信

このまちの グリーンインフラ を紹介します

グリーンインフラ、という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
グリーンインフラとは、コンクリートなどの人工物ではなく、石や土、砂などの自然環境がもともと持つ力や機能を活かして、日々の生活を支えるインフラとして活用する取り組みで、昨今、海外を中心に取り組みが進められ、日本でもその概念が導入されはじめています。

コンクリートで出来た調整池は“グレー”なインフラ。同じ雨水を上手に処理しようと考えたとき、例えば、“土”には水を浸透させる力がありますよね。アスファルトなど舗装ばかりにせずに、まちの中に土や植栽の部分を多く設えておくことだけでも、グリーンインフラとしての機能を発揮するのです。

南町田グランベリーパークは、“すべてが公園のようなまち”。
私たちは、まちづくりの中に、“グリーンインフラ”というエッセンスを加えました。その工夫をご紹介します。

まちの中には、砂利が敷き詰められた不思議な装置がいくつかあるのをお気づきでしょうか。

これは「バイオスウェル」といって、私たちは“雨のみち”と呼んでいます。
だいたい70センチメートルくらいの深さで帯状に掘って、そこに砂利が詰め込んであるだけの、とてもシンプルなつくりをしています。
この装置に敷地の中で降った雨水を集めて、ゆっくりと時間をかけて土の中に沁み込ませていくのです。

もう1つは、“雨のにわ”と呼んでいる「レインガーデン」です。
グランベリーパークの南東角にあります。

“雨のみち”と同じように、雨水を時間をかけて浸透させていく装置です。

このように、自然環境は保全・再生するだけでなく、自然環境が持っている力を活かすことが、今後より大切になってきます。
このまちは、国際標準に達するレベルで多岐にわたりこうした努力を行ったことが認められ、アメリカの環境認証制度「LEED(Leadership in Energy and Environmental Design)」のまちづくり部門でゴールドランクの認証を獲得することができました。
また、国内では、第1回グリーンインフラ大賞の優秀賞も受賞しています。

ここまでまちの中のグリーンインフラを紹介してきましたが、私たちは、南町田グランベリーパークというまちそのものが、みんなの暮らしを豊かに楽しくする「グリーンなインフラ」なのだと考えています。

このまちは、駅・商業施設・公園がつながる歩行者中心のまちに生まれ変わり、青空の下、随所に散りばめられたみどりや広場・プラザで気持ちよく過ごせるまちになりました。
これもまた、自然がもつ力の活用であると考えています。

私たちは、みんなの“暮らしのグリーンインフラ”として、これからも南町田グランベリーパークを大切に育んでいきたいと思います。

《番外編》
まちづくりの工夫ポイントを紹介するサインや掲示を、パークのあちこちに散りばめています。パークを巡りながら、ぜひ探してみてください。

※LEED認証データ

《まちづくり部門》
認証システム:LEED ND v2009
申請者:町田市・東急株式会社
申請エリア:約15ha
認証取得日:2020年7月22日

《新築部門》
認証システム:LEED NC v2009
申請者:東急株式会社・東急電鉄株式会社
申請建築物:南町田グランベリーパーク駅
認証取得日:2020年6月22日

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